Infusion Rate Monitor , DripAssist
販売名:自然滴下モニター「DripAssist」(ドリップアシスト)
DripAssistは自然滴下に伴う様々なストレスからDr.を解放します。煩雑なセッティングや反復的な確認作業はもう不要です。
輸液ポンプの1/3のコストで快適な自然滴下を実現します。輸液ポンプの代替として、あるいはバックアップとして活躍します。
在宅療法への貸出機としても利用されています。
- 滴下速度の設定が容易に
モニターをチェックしながら流速設定ができるため、迅速かつ簡単にセットアップができます。
- 豊富なモニター項目
1時間あたりの流量(ml/h)
1分間あたりの滴下数(drop/m)
トータル流量(ml)
- アラーム機能で安心
薬液がなくなった、意図しない流速が生じた、など不測の場合にアラームで知らせます。
- 微量から高速まで正確にモニタリング
最小流量:2ml/h 最大流量999ml/h
※DripAssistには滴下の速度や流量そのものを調節する機能はありません。
●従来の自然滴下では
動物病院では輸液ポンプの使用が一般化しており、複数台を所有することも珍しくありません。輸液ポンプは輸液療法に最適化した機器であることに違いありませんが、機器の導入や保守にかかる経済的な負担も小さくはありません。しかしすべての輸液療法において輸液ポンプが必要とされるわけでもありません。
自然滴下による輸液療法は、輸液ポンプに較べて圧倒的に安価であるにも関わらず、多くの動物病院で使用を回避される傾向にあります。自然滴下を回避する理由は概ね以下のようなところにあります。
-
期待通りに薬剤が流れているか、たびたびチェックする必要がある
- 気がついたら輸液バックが空になっている
- セッティングに時間がかかる、そもそもセッティングできるスタッフがいない
- トータル流量が把握できない
詰まるところ、輸液の状況を常時モニタリングできないことに不便と不安を感じることが自然滴下を選択しない最大の理由です。
DripAssistはこの問題を解消することで、輸液ポンプ同様に自然滴下の有効な活用を新たに提案するものです。
DripAssistとは
DripAssistは自然滴下による輸液を、簡素化・確実化するためのアラーム機能付きモニターです。
市販の輸液セットに取り付けるだけで現在の滴下情報を99%の精度で計測表示し、必要に応じてアラームします。
DripAssistの特徴
●各部名称
●計測/表示の項目
1時間あたりの流量(ml/h)
1分間あたりの滴下数
開始から現在までのトータル流量
使いかけの輸液バックを使用する際にも重宝します。
●豊富なアラーム機能
任意の流速・滴下数でアラーム設定が可能です。
アラーム設定値から±13%の逸脱が発生したときにDripAssistがアラームで知らせます。
「何度もチェックしなきゃ」「気が付いたら輸液がストップ(あるいは薬剤が空になっていた)していた」などの非効率を解消します。
患者が動くことで一時的に流速が乱れアラームが鳴った場合でも、流速が元に戻ればアラームも鳴り止むため、アラームに悩まされることもありません。
※クランプによる流量調整が、実際の滴下速度に正確に反映するには時間的なズレがあります。クランプ調整した後、実際に滴下測度が安定するのを見届けてからアラームをセットするのがアラーム機能をうまく使いこなすコツです。
●あらゆる薬剤に対応
DripAssistはモニターする薬剤の種類を問いません。
滴(しずく)化する液体であれば、どのような薬剤であっても正確に計測します。
●あらゆる輸液セットに適合
ご使用の輸液セットの点滴係数を確認して、点滴係数ボタンで選択してお使いください。(10.15.20.60滴/mlのいずれかを選択)
ご使用の輸液セットのチャンバーがテーパー状の場合や、細くて不安定の場合は、付属のストッパーをご使用ください。
●微量低速から高速まであらゆる輸液速度に対応可能
微量(低速)から高速まで正確にモニタリングします。
●メンテンスフリー&持ち運び自由
DripAssistに較正やメンテナンスは不要です。
大きさは小型のスマートフォン程度で、乾電池1つで長時間駆動(約360時間)します。
電源の確保できない場所や狭小スペースでも活躍します。
乾電池の残量が少なくなった時には「BATTERY」 と 表示されアラームで知らせますので安心です。
仕様
※DripAssistには滴下の速度や流量そのものを制御する機能はありません。
※輸液バックの薬液が減少するに従い輸液セット内の圧力低下が生じ、滴下量や滴下速度が少なくなります。
関連商品(オプション)
●輸液バックホルダー
あらゆるケージ扉に取付が可能です。