Endotracheal Tube, SafeSeal
販売名:動物用気管内チューブ「セーフシール」
気管内チューブの革新的なコンセプト! 挿管に伴うあらゆるリスクを低減します。
- 優れた気密性
- 非侵襲的な挿管による気管損傷リスクの低減
- オールシリコン製でオートクレーブ滅菌が可能
- 費用対効果に優れるリューザブル仕様
- スキージー(気管洗浄)効果
- 6種のサイズで猫から大型犬まで適用
- 挿管作業の簡素化
SafeSealの特徴
●革新的コンセプト ”バッフル” の採用
セーフシールには、従来の気管内チューブのようなカフはありません。代わりにバッフルという新しいコンセプトに基づく技術を採用しています。
バッフルはリング状の6枚のフィン(襞)で構成されており、気管壁をソフトな圧力でシールドすることができます。
6枚のフィン(襞)は、柔軟性に富み、かつそれぞれ異なる径に設計・配置されているため、必ずしもフラットではない気管壁や、気管径とチューブ径の多少のサイズ相違を緩衝しながら、気密性を維持します。
●気管壁を傷めないソフトなシールド
従来のカフ付き気管内チューブでは、カフと気管壁面との接地面は広く、カフが気管壁を全面的に“押す力”でもって気密性を維持します。仮にカフが過圧状態の場合、気管壁の細胞を圧迫壊死させる危険性が生じます。
セーフシールでは、6枚のバッフルが気管に沿って喉頭側に折り曲がります。従来のカフ付き気管内チューブが面で押すのに対して、セーフシールでは”沿う力”で気密性を確保します。圧力ポイントが小さいためシールドに伴う気管壁への侵襲を最小限に抑えることができます。結果的に長時間にわたり同じポジションで挿管することができます。
●非侵襲的な挿管
従来の標準的な気管内チューブは、剛性の湾曲したプラスチックでできています。この剛性と形状が原因となり、カフが膨張した際にチューブの先端部分が気管壁に不必要な圧力を与えてしまいます。
一方セーフシールは、すべてがソフトなシリコンで出来ており、先端部分を含めてチューブ全体に柔軟性があります。さらにバッフルは、チューブの先端部分を常に気管の中心に保つことができます。従来の気管内チューブに比べてセーフシールの挿管作業は明らかに非侵襲的と言えます。
●ノン-キンク構造
セーフシールは、左図のように柔軟性に優れています。またに極端に曲げた状態においてもキンクしにくい構造を備えています。
眼科処置などチューブを曲げて使用したい場合にも有効です。
●スキージー効果
抜管時に気道内の残置物(分泌物)をバッフルが清掃する副次的な効果が期待できます。
●挿管時のヒント
チューブを気道に向かって前進させる際に抵抗を感じる瞬間がありますが、これはチューブのバッフルが披裂孔を通過するタイミングです。
この抵抗は非常に硬い披裂軟骨の辺りでバッフルが曲がることにより生じています。この抵抗は、大きな胃管を食道に通すときに感じる抵抗に似ているかもしれません。水や潤滑剤は、披裂部位の摩擦抵抗を減らすのに有効です。
主な仕様
- 原材料:シリコーン
- 滅菌方法:オートクレーブ滅菌/ガス滅菌
- 挿管時はスタイレットをご使用ください。
- 3Sは内径が他のチューブに比べて小さいため、粘着性分泌物による閉塞が生じる可能性があります。換気に悪影響を及ぼす分泌物の蓄積に注意してご使用ください。
・対象:猫/犬(2~90㎏)
・3Sには専用スタイレットが付属しています。