Vet-Tome

販売名:歯根膜剥離ユニット「Vet-Tome」

抜歯を伴う歯科処置は、人的・時間的な制約のある一般のクリニックにとって大きな負担です。

「Vet-Tome」は抜歯に掛かる作業負担を大幅に軽減します。

これまでエレベーター等で行っていた歯根膜剥離の人的作業を、「Vet-Tome」で自動化します。

侵襲を最小限に抑え、抜⻭に掛かる時間を大幅に短縮することで、患者と術者の双方の負担を軽減します。

「低侵襲」「短時間」は、抜歯後の治癒(リカバリー)を促します。 


(Vet-Tomeを使用した猫の全臼歯抜歯の様子)
(Vet-Tomeを使用した猫の全臼歯抜歯の様子)
  • 抜歯処置の大幅な時間短縮による患者と術者の負担軽減
  • 自動化(チップの往復運動)により効率的に⻭根膜を剥離

  • 破折、残根、歯槽骨損傷、顎骨折のリスクの大幅な軽減
  • チップが畜熱しないため連続使用が可能
  • 小型の猫から大型動物 (ライオンも) まで対応


【Vet-Tome】とは

■「Vet-Tome」導入の背景

抜歯時の歯根膜剥離の処置はエレベータやペリオトームあるいはスケーラチップなどの人的作業に頼っています。それゆえに処置の成否や作業時間の長短は術者のスキルに大きく依拠するものになります。また破折や歯槽骨の損傷、顎骨折のリスクと向き合いながら行う長時間に及ぶ慎重な作業は術者と患者にとって負担の大きいものとなっています。

「Vet-Tome」では、制御されたチップの自動運転によって歯根膜剥離に係る作業を大幅に効率化させることができます。

■「Vet-Tome」の動作概要

チップを歯根膜腔へ挿入し、チップを歯根に沿うように自動運転(イン/アウト)させることで歯根膜を効率的に剥離していきます。フットスイッチの操作によって、チップは削岩機のような動きで機械的にイン/アウトを毎秒20 サイクルで繰り返します。

患者や部位にあわせて10段階のパワー調整が可能なため、骨や軟組織の損傷を抑えます。 

チップは非常に薄くてフレキシブル

・歯根の曲線に沿ってチップは進みます

・特性の異なる2種類のチップ

・チップは帯熱しないため、組織への熱損傷がなく連続運転が可能

・長さは40㎜のためほとんどの犬歯にも対応

 



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仕様